走りの面では、専用サスペンション、18インチタイヤ、車両制御により、高速走行時の直進安定性、ハンドリング向上が図られています。さらに、加速フィールも向上。専用VCM(Vehicle Control Module)により、加速感に加えて、減速感も引き上げられていて、とくに「B」レンジに入れて、「e-Pedal」をオフにするとノーマル仕様では味わえない走りが引き出せるとしています。
なお、「B」レンジの「B」は、ブレーキから命名されていて、リーフNISMOでは、「B」に新しい意味を考えようという社内の動きもあったそう。その攻撃的な走りから「BadBoy」なんて案も出たとか(もちろん、オフィシャルな見解ではありません)。
さて、テストコースで試乗する機会があり、上記の「Bレンジ+e-Pedalオフ」を含めていろいろなモードを試しました。Dレンジでも元々、電動車らしい発進時からスムーズで、力強い加速感が得られますが、「Bレンジ+e-Pedalオフ」すると加速感はより鋭くなります。街中では、Dレンジのままでも十分でしょうが、ワインディングや高速のようなステージで走りをより楽しむ際に重宝しそう。
なお、110kW/320Nmという最高出力、最大トルクは、ノーマル車と同じですが、一充電走行可能距離(JC08モード)はノーマルの400kmから350kmに短くなっています。
装備では、LEDヘッドランプ、18インチタイヤ(コンチネンタル・コンチスポーツコンタクト5 225/45R18)&18インチアルミホイールを標準装備。さらに、ファブリックの専用シート表皮を標準化するほか、寒冷地仕様、プロパイロット&プロパイロットパーキングがオプション設定されています。
(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)
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