自工会会長に豊田章男社長が再登板(歴代初)。自動車関連諸税軽減にも意欲

日本自動車工業会(自工会)が5月17日、国交相や経産相、都知事らの出席のもと都内で定時総会を開催し、自工会新会長を選出しました。

2年間の任期を務めた日産自動車の西川社長に代わり、新会長に就いたのはトヨタ自動車の豊田章男社長で、自工会会長を務めるのは2012〜14年に続き2回目(自工会初)となります。

豊田会長は就任後の会見で「自動車産業を取り巻く環境が電動化や自動運転などで100年に1度とも言える大変革期を迎えているなか、中国や大手IT企業を中心とした世界の変化のスピード感に日本がどのくらい付いて行けるかが課題」と指摘。

「自動車産業も今後、安泰とは言えない環境の中、この難局をオールジャパンで乗り越えて行きたい」、「そのためにも現場に一番近い自工会会長でありたい」との抱負を述べました。

また、「クルマを保有する上でユーザーにとって負担になっている複雑で過重な自動車関係諸税に終止符を打ち、制度の簡素化、負担軽減に向けて取り組んで行きたい」と強調。

クルマ好きでも知られる豊田氏だけに、自工会でのリーダーシップが大いに期待されます。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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