【新車】お値段なんと「1億円」? トヨタの燃料電池バス・SORAに体験試乗。驚きのスムースネスと静かさ

これまでも燃料電池を動力源としたバスはありましたが、燃料電池バスとして国内で初めて型式認証を取得し、東京オリンピック・パラリンピックの開催される2020年までに東京を中心に100台以上の普及を見込んでいる「SORA」に乗ることができました。

路線バスとしての設計された「SORA」は、プラットフォーム的には日野自動車のバスをベースにしていますが、未来的なルックスとなっています。

特徴は、ルーフ上に水素タンク(前方)と燃料電池スタック(後方)を積んでいることで、基本となるパッケージングに与える影響を最小限としていることが、その外観から感じられます。なお、駆動モーターや駆動用バッテリーはエンジン車のバスと同様に車体後部に置かれ、減速装置を介して後輪を駆動します。路線バスに求められる特性から変速機構は固定式で、最高速度は70km/h前後ということです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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