小早川さんはモータースポーツの責任者も兼任していました。60年代末のスパ24時間参戦に続いて、ル・マン参戦は70年から参戦、73年の決勝リタイヤなどほろ苦い戦歴が続きます。80年でやっと完走できたものの、転機は89年の4ローター車の完走から。「来期に100馬力上げる」という決意で挑んだ90年に小早川さんが責任者になりますが、惨敗してしまいます。
本来、この年で撤退する予定が、勝利の女神がほほ笑んでくれました。あと1年参戦できることになったのです。その輝かしいエンディングと勝つためにとった戦略の詳細は動画をじっくりとご覧になってみてださい。
(畑澤清志)