歴代RX-7の開発秘話! ロータリーひと筋を貫き通したサムライ開発者が語り尽くす【マツダのレジェンドに学ぶ・第2回】

そして日本に帰国後は、初代RX-7の開発に携わることになります。「アフォーダブル(求めやすい価格)のスポーツカーは大きなポテンシャルがある」という未来に光明を見出そうと、当時の住友銀行のサポートのものと開発を進めたそうです。

アメリカでどん底に落ちたイメージを回復させるため、故ポール・フレールさんにマツダの動的評価をお願いするなど、現在の「Zoom-Zoom」に通じる礎を築きました。

そしてまた、2代目RX-7の開発をつとめるためまた帰国します。「アンフィニ」シリーズの4車種や、カブリオレを手掛けました。苦労したのはカブリオレで、クローズドクーぺの屋根を切るとここまで剛性が落ちるのか、と驚嘆しながら何とかリカバーしたそうです。