【Red Bull Toro Rosso Honda DAY in TOKYOレポート】トロロッソのファクトリーで行われた日本の文化を知るための研修とは?

2015年からマクラーレンにパワーユニットを供給し、F1に復帰したホンダ。しかし、想像以上に厳しいシーズンが続いてしまいました。そんなホンダは今シーズン、2010年から4年連続チャンピオンに輝いたレッドブルのジュニアチーム・トロロッソとタッグを組みます。

ホンダにとって心機一転となる2018年シーズン開幕直前に、東京六本木ヒルズアリーナでスペシャルイベント「Red Bull Toro Rosso Honda DAY in TOKYO」が行われました。

会場はイベント開始前にも関わらず、見渡す限り人、人、人! 12:00から配布されたステージ前のエリアに入るための整理券500枚はあっという間になくなり、それでもイベントを一目見ようと2階、3階の通路にもお客さんが所狭しと並んでいました。

ちなみに整理券配布列の先頭にいた方は、イベント当日の午前3時から並んでいたのだそうです!

 

イベントのオープニングを盛り上げたのは、東京五輪より正式な追加種目となったBMXフリースタイル・パークをモチーフとした出張型BMXデモンストレーション「AIR TRICK SHOW」、そして様々なイベントやバトルで好成績を残しているブレイクダンスチーム「FOUND NATION」です。

「AIR TRICK SHOW」ではBMX、MTBライダー達が両サイドにそびえ立つ壁で加速をつけ、真ん中のジャンプ台で凄ワザを披露! 空中で車体ごと前向きに一回転したり、車体を身体から離して横にむけたりと人間業とは思えないパフォーマンスの連続に、開いた口が塞がりませんでした。

ブレイクダンスで会場を盛り上げた「FOUND NATION」は、頭を軸にしてコマのようにクルクル回ったりとこちらも人間業とは思えないパフォーマンスに会場から自然と拍手が沸き起こりました。

ドライバーが登場する前にも関わらず、この2組の素晴らしいパフォーマンスで会場の熱はヒートアップ! 当日は冷たい風が吹き肌寒かったのですが、興奮のあまり寒さを忘れるほどでした。

2組のパフォーマンスが終わると突然、会場の大きなコンテンナが浮かび上がりました。一体何が始まるというのでしょうか。

コンテナが地面に着くと、白い煙の中からトロロッソ・ホンダのF1マシン(STR13 Prototype)が現れました! 昨シーズン同様、メタリック・ブルーのカラーリングがめちゃくちゃかっこいい!! 今シーズンからドライバー頭部保護のために装着が義務付けられているハロも付いています。

そしていよいよトロロッソ・ホンダのドライバー、ブレンドン・ハートレー選手とピエール・ガスリー選手が登場! 王子様なイメージのハートレー選手、海外のアイドルグループにいそうなガスリー選手、二人ともフレッシュで素敵すぎるー!! いつも写真や映像で見ていたF1ドライバーが目の前現れ、感動したのは言うまでもありません(涙)。

昨シーズン、スーパーフォーミュラに参戦していたガスリー選手は「アリガトウ」と日本語でご挨拶。日本のファンの印象について話してくれました。

「昨年までスーパーフォーミュラで走っていたので、日本のファンの熱狂ぶりは知っていました。もう少し日本語を覚えなきゃいけないなと思っているのですが、ガンバリス?…いやガンバリマス!」

世界一過酷と言われるル・マン24時間レースの勝者、そして2015年、2017年WEC(世界耐久選手権)チャンピオンのハートレー選手は、トロロッソ・ホンダのF1ドライバーとして日本に戻ってきた気持を語りました。

「トロロッソ・ホンダと組むことで、日本のファンが増えると思います。昨年まで4年間富士スピードウェイでWECで走っていたので日本のモータースポーツファンの熱狂ぶりは知っているんですけれども、今年の鈴鹿ではさらに多くのファンが来てくれるのではないかなと期待しています」

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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