80~90年代の日本車からグッドデザインを振り返るシリーズ。第31回は、80年代半ばのセンス溢れるホンダデザインに包まれた、ミディアムセダンとハッチバックに太鼓判です。
ビスタ/カムリ、カペラなど、FFミドルセダンのライバルが登場する中、F1譲りのDOHCエンジンやダブルウイッシュボーンサスペンションなど、最新の技術と先進のスタイルで、初代以来のヒットを狙ったのが3代目のアコードです。
先行したクイント・インテグラ、プレリュードに準じるボディは、先代比マイナス45ミリの「スーパー・スラントノーズ」を実現。広大なトランクルームを生む、ハイデッキのリアとの組み合わせが躍動感を表現します。
1355ミリの低全高ながら、上下に広いガラス面やラップラウンド・リアウインドウが特徴のキャビンは高い居住性を実現。これを骨太なプレスドアで構成することで、たくましさとカタマリ感を打ち出します。