【VW・アルテオン試乗】パサートベースとは思えない俊敏で軽快な走りがアルテオンの魅力

アルテオンの安全装備はVWの最新技術が集約されています。後方からの衝突予測機能であるプロアクティブ・オキュパント・プロテクションをはじめ渋滞時追従支援システムトラフィックアシストなど全10種類の予防安全機能を装備しています(Rライン4モーション アドバンス)

アルテオンは車両本体価格549万円のRライン4モーションと599万円のRライン4モーションアドバンスの2グレードが用意されていますが、今回試乗したのは上級グレードのRライン4モーションアドバンスです。

水平のフロントグリルバーがLEDヘッドライトと一体となっているディテールは個性的なだけでなく、ワイドボディを強調。圧倒的な存在感を醸し出します。

インテリアはコクピットにデジタルメータークラスターのアクティブインフォディスプレイやヘッドアップディスプレイなど最新のデジタルインタフェースを採用。先進性だけでなく高い機能性も兼ね備えています。

一般道を走行するときにはアクティブシャシーコントロールDCCをコンフォートに設定しました。ショックアブソーパーの減衰力をコントロールしてくれて、20インチという大径タイヤを装着しているにも関わらず、路面アンジュレーションやつなぎ目の衝撃などをいなしてくれ快適にドライブすることができます。

アルテオンは全長4865mmという大柄なボディですが、実際に運転してみると軽快さが際立ちます。まるでベースがパサートではなく、ゴルフGTIではないかと錯覚してしまうほどでした。DCCをスポーツにすれば、本格スポーツカーに匹敵するパフォーマンスを発揮することは容易に予想できます。

4ドア4シータークーペ流麗なスタイリングのVWアルテオン。フラッグシップに相応しい乗り味と安全性能そして高い実用性を兼ね備えたVWの魅力が凝縮されたモデルに仕立てられています。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
続きを見る
閉じる