■ゴルフRと共有する2L直4・TSIターボチャージャーを搭載
VWは2020年11月、ゴルフの最強モデルとなる新型「ゴルフR」を発表しましたが、その派生モデルとなる超高速ワゴン「ゴルフRヴァリアント」最新のプロトタイプをカメラが捉えました。

厳冬のスカンジナビアでキャッチした開発車両は、テールゲートのVWロゴの下に取り付けられる「R」バッジを除き、カモフラージュは一切ないフルヌード状態です。
グリル横の大型エアインテーク、大径ホイール、ブルーブレーキキャリパー、より強力なブレーキ、サイドミラー前部のストレークなどが確認できるほか、オプションのアクラポビッチ排気システムを備えるクワッドエキゾーストパイプがインサートされています。

パワートレインは、ゴルフRと共有する2.0リットル直列4気筒TSIターボチャージャーを搭載、最高出力315ps・最大トルク420Nmを発揮、全輪駆動「4モーション」とデュアルクラッチトランスミッションと組み合わされます。
0-100km/h加速は4.7秒、最高速度は250km/hですが、オプションの「R-Performance Package」をセレクトすればリミッターが緩み、270km/hのパフォーマンスを発揮します。Mk8では前世代Mk7よりわずか数馬力しか向上していないにもかかわらず、ニュルブルクリンクで20秒近くラップタイムを短縮させているのも見逃せません。
ゴルフRヴァリアント新型のデビューは不明ですが、今後数ヵ月以内と予想されています。
(APOLLO)