「ワゴンとSUVのいいとこ取り」したスズキ・クロスビーで、女子力アップ!【かえちゃんの次のクルマ選び!! Vol.14】

クロスビーは、SUVでは珍しくリアシートにスライド機構が設けられています。スライド&リクライニングレバーはシートの足下だけでなく、荷室側からも操作できるようにシートの肩口に設けられているので、前倒しやフルフラットへのアレンジがスムーズに行えます。

リアシートのスライド量は165mm。足下が広く、頭上にも余裕があるので大柄な男性が足を組んで座れるほど。フロントシート背面に備わるパーソナルテーブルは上級グレードの「ハイブリッドMZ」に標準装備。MZはボディカラーに合わせてイエロー、オレンジ、アイボリーの3色のパイピングがシートに施されます。

このほか、ハイブリッドMZには荷室床面とリアシート背面に汚れを拭き取りやすい素材を使った防汚タイプラゲッジフロアと撥水加工シートを標準装備。

リアシートは5:5分割式。左右それぞれにリクライングとスライド機構が備わり、荷物や乗員数に合わせて荷室を自由にアレンジできます。

リアシートを前倒しした2名乗車時の荷室床面長は1165㎜。助手席の前倒し機構を使ってエアマットを敷けば、車中泊や仮眠にも使えそう。オプションで目隠しになるプライバシーシェードやベッドクッション、バックドアに取り付けるカーテン&タープキットが用意されているので、キャンプやクルマ旅が好きな人にはぴったりですね。

フロントシートの座面を温めるシートヒーターは全車標準装備。エンジンを始動したばかりで水温が上がらず、ヒーターから温風が出ない状態でも、シートヒーターはすぐに温まるので、冬場のドライブでは助かります。

シートの模様にも注目! クロスビーという車名はクロスオーバーの「X」と「to be exciting」の造語ですが、bee=蜂にも掛けていて、シートの模様がハニカム(蜂の巣)をモチーフにしているんですよ。フロントグリルやスピーカーグリルもハニカム模様になっていて、デザイナーの遊び心を感じさせます。

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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