マツダがレンジエクステンダーEV用ロータリーエンジンをトヨタに供給?

マツダは2012年6月に「RX-8」の生産完了に伴い、ロータリーエンジンの生産についても終了させましたが、その際、「今後もロータリーエンジンの研究・開発を継続する」と明言していました。

そうしたなか、世界最大級の家電見本市「CES」にトヨタ自動車が出展した多目的EV「e-Palette(パレット)」に、バッテリー充電用ジェネレーター(発電機)駆動用としてマツダの小型ロータリーエンジン採用が検討されているとの情報が各種メディアで報道され、その後、北米マツダの毛籠(もろ)社長が、デトロイトモーターショー2018のインタビューで、トヨタ向けに小型ロータリーエンジンの供給を検討している事を明かしています。

毛籠社長は「ロータリーエンジンは軽量で騒音や振動が無く、ジェネレーターを駆動するのに最適」と説明。

ブルームバーグによると、トヨタはマツダのロータリーエンジンを「e-Palette」のみならず、今後発売を予定しているEVにも「レンジ エクステンダー」として活用する可能性があるようで、バッテリー搭載量低減による軽量化との相乗効果で、航続距離拡大(約2倍)に繋げる考えのようです。

Avanti Yasunori・画像:マツダ/トヨタ)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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