当時(1990年代初頭)、OPTION誌の中で「走り屋ミュージシャン」というコーナーがありました。ステージ上で歓声を浴びるミュージシャンでありながら、チューニングカー好きな方を紹介していたコーナーです。
登場していたのは、ネバーランド(LAZYのポッキー井上さん/ファニー田中さんがLAZY解散後に結成したバンド)のギター:阿部たくみ(本名:大金泰博)さんをスタートに、LAZY→LOUDNESS→SLY→BLOOD CIRCUSで活躍していたドラム:樋口宗孝さん、REACTION→GRANDSLAMで活躍したヴォーカル:加藤純也さん(現:お兄様が代表を務めるカーグラフィック誌カメラマン)、ANTHEM→FINGERのギター:福田洋也さん、そのFINGERのドラマー:パンク成川(紅)さん(V-OPTでもお馴染みでしたね!)などに登場していただいていました。
そんな中、筋金入りのチューニングカー好きで、自らもチューニングカーを乗り回していたふたりがおりました。
D’ERLANGER(デランジェ)→BODY→CRAZE(クレイズ)→D’ERLANGER(現在)のギター:瀧川一郎(CIPHER)さんと、ドラム:菊地哲(TETSU)さんです。
一郎さんと哲さんは、ともにRE雨宮信者であり、哲さんは一時期、RE雨宮のデモカー「GReddy7-Ⅲ」のオーナーだったりもしていました。その時期に一郎さんが乗っていたのが、フル雨宮仕様の「RE雨宮Super-G CRAZE-7」と命名されたFD3Sです。江東区や冨里のRE雨宮に通い詰め、湾岸〜大黒を雨さんと一緒にヤンチャしていました。
当初は通称「茄子色」の濃い紫のFD3Sで、プロモーションビデオに登場させてもいました、その後、ピングがかった「ヤンキー紫(!?)」にカラーリングを変え、東京オートサロン1998出展〜OPTION2の表紙を飾ったのです。
BODYやCRAZE時代のプロモーションビデオでは、エンディングロールの中にSpecial Thanks「Option」「RE Amemiya」な〜んて紹介してくださっていたり(笑)。バンド活動とチューニングカー活動を同時に楽しんでいたのが、よ〜く分かります!