【東京オートサロン2018】日本初のコレクタブルカーオークションから考える、チューニングカーの価値

1月12日(金)〜1月14日(日)の間、幕張メッセで開催されたカスタムカーの祭典「東京オートサロン2018」。

今回初の試みとして日本初のコレクタブルカーオークション「BH オークション」が12日に幕張メッセ・イベントホールにて行われました。用意された16台のクルマはどれも車好きにとってはたまらない一品。チューニングカーやショップが手掛けたレーシングカーが出品され、注目を集めました。

TV・ラジオでお馴染みのクリス・ペプラーさんをコンダクターとして、このオークションを主催する株式会社BHJの名誉顧問であり、俳優の堺正章さんによる開会宣言でスタートしました。

LOT.005のSPOON S2000 ST-4、ホンダの名門チューニングメーカー「SPOON」が「スーパー耐久選手権」に出場するために、同車最終モデルのホワイトボディから製作されたピュアスポーツの究極の1つとも言える1台。残念ながら不成立となってしまいました。

LOT.008のSPOON NSX-R GTは、SUPER GTのホモロゲーション向けに限定5台生産された「NSX-R GT」を元に作られたレーシングカー。マカオ・ロードスポーツレースの出場実績を持っており、エンジンは3.0L V6ボルトオンターボで550馬力を発揮。こちらは850万スタートで、電話からの入札が多く、1200万前後からジリジリと競合い1700万円で落札となりました。

Clicccar読者、Optionファンなら知っている人も多くいる、JUNオートメカニックが製作したZ32型フェアレディZ、アメリカ・ユタ州で開催されている「ボンネビルスピードウェイ」で1991年当時のクラスレコード「261.932MPH(約419km/h)」を記録したモンスターマシンです。後にナンバー取得している1台です。残念ながら不成立となってしまいました。

次に出品されたのは、個人的に注目していたチューニングショップ・トップシークレット代表である「スモーキー」永田和彦氏が400km/hオーバーを夢見てトヨタ・スープラにセンチュリーのエンジンをスワッピング。さらにツインターボ化+NOSで950馬力弱、最大トルク104kg-mを誇る「TS8012V」。

イタリアの高速周回路「ナルド」にて358.22km/hを記録したチューニングカー。600万スタートで900万円での落札という価格で落札。我々ファンからすれば思ったよりもお買い得な値段だった気がします。

今回初めて開催されたコレクタブルカーオークション。チューニングカーを出品するのは、他の海外オークションでもない試みで注目を集めましたが、結果としては私の予想よりは高くない値段でした。またこれらのクルマが登場した際とそれ以外の出品車両との場の雰囲気に歴然とした差があったこと感じました。

しかしながら、チューニングカーというのは一般的なコレクターズオークションに出てくるほどの希少車よりもさらに「マニアック」な存在であることを再認識したオークションでもあったと感じます。

今後のコレクタブルカーオークションでチューニングカーを出品していくなら、その技術の高さをより多くの人に周知してもらう為に情報発信や、オークション時の演出(例えば、チューナーの生解説・もしくはコンダクターを行うとか)があってもいいのかもしれません。

(栗原 淳)

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