【東京オートサロン2018】ダイハツだけの『4人乗りトラック』、ダイハツらしい『赤黒金のホットハッチ』など、ダイハツらしさの拡張を展示

さて最後に、今回ダイハツが出展している車両の全体像をデザイン部エグゼクティブリエゾンデザイナーの米山知良さんに解説してもらいましょう。


「今回は展示車両を3つのカテゴリーに分けています。『プレミアム』は弊社が草分けとなったと自負しているカスタム(クロームメッキパーツや専用の前後ライトなどを持つ、量産車の「カスタム・グレード」のこと。編集部注)の世界観を延長するものです。


従来印象の強かったダーク色ではなくパールホワイトをベースにブラックを効果的に配しています。豪華なホワイトの内装とともに新しいプレミアムな世界観を演出しました」


続いては前回出展時の高い反響を受け、今回のショー開幕に合わせて発売に至った『ブーン スポルト パッケージ』が展示されるエリアについて。


「1980年代の元気がいいダイハツ・ホットハッチの雰囲気を現代に再現したのが『スポーツ』カテゴリーです。弊社スポーツモデルのテーマカラーである赤・黒に塗り、ゴールドのホイールで統一しました」


最後は先程の和也さんが投票したハイゼット カーゴ デッキバン アクティブバージョンも属するブロック。


「『アクティブ』は弊社だけが販売する[座席がリクライニングできる軽トラック]であるハイゼット トラック ジャンボや、同じくダイハツだけがラインナップする[4人乗り+オープン荷台]が特徴のハイゼット カーゴ デッキバンなどをベースに、レジャー等を楽しめるように大きく手を入れています」

というわけで、展示されている車両はいずれも「ダイハツらしい」という筋が一本通ったものだということがわかりました。
このメッセージ性の強さも、ブース独特の盛り上がりに寄与していそうですね。
(写真/動画/文:ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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