【ネオ・クラシックカー グッドデザイン太鼓判!】第23回 ・3つの「ワンダー」をコンパクトカーに。ホンダ・シビック(3代目)

80〜90年代の日本車からグッドデザインを振り返るシリーズ。第23回は、3つの異なるボディと使い方を提案した革新的コンパクトに太鼓判です。

VW・ゴルフの大ヒットにより、FF 2BOXブームが訪れた80年代前半。そのゴルフに先駆けた初代の革新性を取り戻すべく、ルイ・アームストロングの歌声にとともに、まったく新しいコンセプトを打ち出したのが3代目シビックです。

ロングルーフの「エアロライナーシェイプ」は、3ドアボディで居住性と軽さ、空力すべてを満たし、かつ美しさを持つ手法。ピラー全体を見切りとしたコーダトロンカ風のリアが、他にない独自のスタイルを作ります。

「エアロウェッジ」と呼ばれる4ドアのボディは、大きなキャビンとラウンドしたリアガラスにより優れた居住性を表現。また、リアのハイデッキは広大なトランクスペースとともに、スポーティな佇まいを実現します。

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すぎもと たかよし 近影

すぎもと たかよし

東京都下の某大学に勤務する「サラリーマン自動車ライター」。大学では美術科で日本画を専攻、車も最初から興味を持ったのは中身よりもとにかくデザイン。自動車メディアではデザインの記事が少ない、じゃあ自分で書いてしまおうと、いつの間にかライターに。
現役サラリーマンとして、ユーザー目線のニュートラルな視点が身上。「デザインは好き嫌いの前に質の問題がある」がモットー。空いた時間は社会人バンドでドラムを叩き、そして美味しい珈琲を探して旅に。愛車は真っ赤ないすゞFFジェミニ・イルムシャー。
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