続いて下りです。クルマの特性を確認するために、半ば惰性で走ってみました。走り出すと、下りコーナーを車重を感じさせずに軽やかに回り込んでいくのがわかります。ドライバーの操作に対して、常にクルマがベストな姿勢を維持しようとしてくれるようで、本当に運転しやすいのです。4輪マルチリンクとハイキャスの成せる技だと、かつての愛車R32のハンドリングを思い重ねた次第です。
R34スカイラインGTターボは、ターンパイクでは水を得た魚のようで、経年劣化を感じさせない躍動したFRドライビングを堪能させてくれました。しかもボディにパワーや荷重がかかるほど本領を発揮するのですから、その底知れぬポテンシャルには、本当に恐れ入りました。
「やっぱりスカイラインは良いなぁ」としみじみ納得。こうなってくると、低中速のワインディングが連続する一般道の山坂道での走りも、大いに気になりますよね。経年劣化による疲れも感じなかったので、芦ノ湖横の山坂道から御殿場を抜けて、山中湖に向かうコースをドライブすることにしました。
次は、一般の山坂道と総括に続きます。
(星崎 俊浩)
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