一方、前後ガラスを1枚に見せるサイドウインドウは、伝統のサッシュレスドアを生かす手法。さらに、スポーツワゴンでは白鳥の羽のように美しいカーブを描くリアピラーがエレガントさを演出します。
インテリアも骨太感がテーマ。インパネ、シートとも一体成形を多用することで連続感を持たせ、高い機能性も感じさせます。
デザインチームはカタマリ感を重視して、ボディをフォルムで語りたいとしました。この姿勢と、ハードトップ・ショートワゴンという軽快な要素との融合が、独自の世界観を生み出したようです。
カローラやサニーの上、コロナ、ブルーバードより下という絶妙のポジションは、単に販売的なリサーチから生まれたのではなく、造形の本質をおさえたデザインの力でもあるのです。
●主要諸元 スバル インプレッサ ハードトップセダン 1.8HX Edition-s(5MT)
形式 E-GC6
全長4350mm×全幅1690mm×全高1450mm
車両重量 1160kg
ホイールベース 2520mm
エンジン 1820cc 水平対向4気筒SOHC16バルブ
出力 115ps/6000rpm 15.7kg-m/4500rpm
(すぎもと たかよし)