【東京モーターショー2017】「球のタイヤ」登場! この突拍子もない発想はどこから来るのか?

そのほかにも、「BH-03」は熱電素子と圧電素子によってタイヤが発電を行うという技術を盛り込んだもので、実用化されれば、来たるべき電動化へ向けて大きな意義を持つことになります。

また、「モーフィングタイヤ」はタイヤの空気室、つまりチューブ部分が3分割されたトリプル・チューブを採用。モニタリングされた路面状態に合わせてさまざまな形状にタイヤが変形するという仕組みです。

「タイヤは円形で真ん中に穴が空いているもの」という前提を破る発想をするGOOD YEARブースのコンセプトタイヤたちを、東京モーターショー2017でぜひ見てみることをお勧めします。

(諸星 陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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