【新型ハイラックス試乗】13年ぶりに発売されることになった日本が誇るピックアップトラック

トヨタのピックアップトラック「ハイラックス」が日本で再販されることになりました。ハイラックスは1968年に初代の発売が開始されたモデルで、2004年に日本での販売が終了したモデルが6代目となります。7代目モデルは日本では販売されず、現行モデルとなる8代目が再販されることになったかたちです。

このハイラックスは日本の工場で製造されるモデルではなく、タイのトヨタ・モーター・タイランド、バンポー工場で製造され日本に輸入される輸入車という扱いになります。ハイラックスはトヨタのなかでIMVプロジェクトと言われるシリーズの1台になります。IMVプロジェクトでは、プラットフォームを共有することで、コストダウンを図ることを目的としています。

そのプラットフォームはピックアップトラックらしいラダーフレームで、フロントサスペンションはコイル式のダブルウィッシュボーン独立、リヤサスペンションがリーフ固定式となっています。日本仕様に搭載されるエンジンは2.4リットルのディーゼルターボで、最高出力は150馬力、最大トルクは400Nmを誇ります。駆動方式はもちろん副変速機付きのパートタイム4WDで、ミッションは6速ATが組み合わされます。

各種装備面も充実していて、ピックアップトラックファン待望のモデル登場と言って間違いないでしょう。

(諸星陽一)

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
続きを見る
閉じる