一昨年の東京モーターショー2015に登場したRX-VISIONは、2ドアのクーペボディであり、RXというネーミングからもロータリーエンジンを搭載するスポーツカーとみんなの目に映ったはずです。
言い換えると「このRX-VISIONが次の魂動デザインです」と言われても、実用的な車両には無理があるんじゃないか?と思わせたのも事実です。そして、2年の歳月を経て創り続けられたというVISION COUPEはクーペと言いながら4ドアボディの4〜5名乗車可能なセダンです。
このVISION COUPEのお披露目によって、RX-VISIONと合わせ本当の意味での次世代マツダ魂動デザインの方向を示されたと言えるのではないでしょうか。
デザイン・ブランドスタイル担当の前田郁男常務執行役員は、これらを「艶と凛」と表現しています。
今回、新たに披露された11枚の鉄板から作られたとは思えないデザインピースは、通称「羅針」。
まさに、魂動デザインが目指す方向がマツダ内部で見えてきたのかも知れません。