【東京モーターショー2017】これが次の魂動デザイン、マツダ「VISION COUPE」

一昨年の東京モーターショー2015に登場したRX-VISIONは、2ドアのクーペボディであり、RXというネーミングからもロータリーエンジンを搭載するスポーツカーとみんなの目に映ったはずです。

言い換えると「このRX-VISIONが次の魂動デザインです」と言われても、実用的な車両には無理があるんじゃないか?と思わせたのも事実です。そして、2年の歳月を経て創り続けられたというVISION COUPEはクーペと言いながら4ドアボディの4〜5名乗車可能なセダンです。

このVISION COUPEのお披露目によって、RX-VISIONと合わせ本当の意味での次世代マツダ魂動デザインの方向を示されたと言えるのではないでしょうか。

デザイン・ブランドスタイル担当の前田郁男常務執行役員は、これらを「艶と凛」と表現しています。

今回、新たに披露された11枚の鉄板から作られたとは思えないデザインピースは、通称「羅針」。

まさに、魂動デザインが目指す方向がマツダ内部で見えてきたのかも知れません。

(clicccar編集長 小林 和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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