最高速の聖地・谷田部最高速 1982年年末の陣はポルシェにZにスカRS! その5【OPTION1983年2月号より】

エスプリ・スカイラインRSターボ
238.41km/h

エアロは強力なダウンフォースで安定性バツグン。市販エアダムにアルミリップを追加。サイドの張り出しは効果的だ。リヤに比べて、フロントのダウンフォースが強いセッティングだが、スカRSのボディにはこれで正解。安定性は抜群だったという。ただし、抵抗はかなり大きくなる。

カーショップエスプリ・スカイラインRSターボ
FJ20+HKSターボ

[エンジン]排気量:1990cc/ボア・ストローク:89.0×80.0/ピストン:HKS鍛造/カムシャフト:ノーマル/クランク:バランス取り/燃焼室+ポート:ポート研磨/圧縮比:-/タービン:エアリサーチT04/ウエイストゲート:HKS/インタークーラー:HKS空冷SPL/EXマニホールド:HKS鍛造/燃料増量装置:キャブレター ソレックス44φ
[サスペンション]Fコイル:TMC/Fショック:コニスポーツ/Rコイル:TMC/Rショック:ビルシュタイン/ブレーキ:ノーマル
[タイヤ]F/R:P7 195/50VR15
[ギヤ比]ファイナル:3.545
[エアロ」フロント:FRPスポイラー/リヤ:FRPスポイラー

フォルテクス・スカイラインRSターボ
235.29km/h

フォルテクス・スカイラインRSは、オリジナルのマイクロコンピューターを開発し、ECCSのままでターボチューンに取り組んでいる。ターボチャージャーはIHI製RH6B。その他はオリジナル製作している。


フォルテクス・スカイラインRSターボ
FJ20+IHIターボ

[エンジン]排気量:1990cc/ボア・ストローク:89.0×80.0/ピストン:オリジナル鍛造/カムシャフト:ノーマル/クランク:ノーマル/燃焼室+ポート:ノーマル/圧縮比:7.6:1/タービン:IHI・RHB6/ブローオフバルブ:フォルテクス/インタークーラー:フォルテクス水冷/EXマニホールド:フォルテクス鋳造/燃料増量装置:ECCSコンピューター+フォルテクス燃料増量マイクロコンピューターシステム
[サスペンション]Fコイル:ノーマル/Fショック:カヤバガス/Rコイル:ノーマル/Rショック:カヤバ8段/ブレーキ:フェロードパッド
[タイヤ]F:HFD 195/70HR14/R:HFD 195/70HR14
[ギヤ比]ファイナル:3.700
[エアロ」フロント:フォルテクス製FRP/リヤ:ボルク製ウレタン

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カキモト、Mレーシング、エスプリ・・・チューニング創世記から活躍していたショップさんがズラリ!です。次回【その6】も、気合の参加マシンを紹介いたします!

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この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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