ワークスチューニングとは、無限(ホンダ)、TRD(トヨタ)、NISMO(日産)、STI(スバル)といったメーカー直系のレーシング部門といえる組織が、そのノウハウを市販車向けにフィードバックして生み出されたチューニングをイメージさせるのではないでしょうか。
そのワークスチューニンググループ4社が、『群サイ』の愛称で知られる群馬サイクルスポーツセンターを会場に合同試乗会を開催しました。荒れた路面とアップダウンの激しいコーナーの続くシビアなコースは「日本のニュルブルクリンク」とも呼ばれる難コースですが、だからこそワークスチューニングにより高められたパフォーマンスを味わえる貴重な機会ともいえます。
無限は3台のフィットを群サイに持ち込んでいました。ベース車は、標準車、スポーツバンパーグレード、そして走り派に注目のRSグレードとなっています。
マイナーチェンジしたフィットに対して、標準車にはアンダースポイラーを中心としたエアロパーツを、RSを含むスポーツバンパー車にはフルバンパータイプとアンダースポイラーの2種類を用意する無限。さらにマイナーチェンジ前モデルにも対応するエアロボンネットなど多くの新作を用意しています。
今回は、スポーツサスペンションや17インチホイール(タイヤはポテンザ・アドレナリンRE003)などでシャシー性能を高めたRSに注目して、そのパフォーマンスを味わってみることにしましょう。