その後、近年になると上級グレード車に省電力タイプのLEDが採用されるようになり、2014年10月に国土交通省がウインカーに関する法律を改正したのを機に、電子制御式の「流れるウインカー」が登場するようになりました。
現在この流れるウインカーは「シーケンシャル・ターンランプ」と呼ばれており、アウディが「A8」に導入後、「A6 Avant」「A7」「R8」などに展開しています。
また、国産車でもトヨタ自動車がSUV系の「C‐HR」や「ハリアー」、レクサス「LX」「RX」などに展開しており、街中で見かける機会が増えるようになりました。
ただ、「シーケンシャル・ターンランプ」は横長デザインのランプでないと、発光時のインパクトが少ないため、前後ランプのどちらか一方に採用するケースが多いようです。
商品性などの観点から、今後は「アルファード」や「ヴェルファイア」などにもマイチェンを機に採用が進むものと予想されます。
「ブルーバードSSSクーペ」での採用から約50年。LEDの普及を背景に、他のメーカーにおいても日本発祥とも言える「シーケンシャル・ターンランプ」の採用が進みそうです。