【フランクフルトモーターショー2017】量産EVのデザイン・技術を示す「Honda Urban EV Concept」を初披露

Honda Urban EV Concept」の外観は、「キビキビした走りの楽しさ」と「愛着を感じる、親しみやすさ」をアイコニックに表現。ロー&ワイドのシンプルなたたずまいと、欧州向けの「ジャズ(日本名フィット)」よりも100mm短い全長により、都市の移動に最適なコンパクトサイズとしています。

 

AセグメントとBセグの両方をカバーするようなサイズ感でしょうか。コンセプトカーらしくフロント部分には充電状況やドライブへの助言、挨拶などを多言語で表示できるディスプレイが設置されています。

大型ディスプレイが配置されているインテリアはAIを使った「Honda Automated Network Assistant」により、「人とクルマとの新しい関係性」を提案するとしています。

 

また、スリムなAピラーとワイドな前面ガラスにより遮るものを最小限に抑え圧倒的な開放感を実現しているそうで、コンセプトカーらしいとも言えますが、フロントドアに採用されたリヤヒンジ式のコーチドアが採用されています。

コンソール裏から左右ドアにまで伸びたスクリーンに囲まれ、両サイドのスクリーンはサイドミラーの機能として車両外部に取り付けられたカメラの映像が映し出されます。

さらに、ダッシュボード上のスクリーンには航続可能距離などの走行情報のほか、「Honda Automated Network Assistant」によるパーソナルコンシェルジュ機能により、ドライバーのライフスタイルや過去の行先、嗜好を学習して状況に応じた提案をするほか、ドライバーの表情や声の調子からストレス状況を判断して安全運転のサポートまでしてくれるそうです。


また、フランクフルトモーターショーでは「Honda Power Manager Concept(パワーマネージャーコンセプト)」も同時に発表されています。

車両などのモビリティと暮らしをつなぐパワーコンディショナーで、太陽光などの再生可能エネルギーや燃料電池車によって発電した電気と系統電力をやり取りして、家庭・EV向けに必要に応じた充放電を行います。同社では、フランス政府が主導するSMILESMart Ideas to Link Energies)プロジェクトに参加し、フランス西部で2020年までに展開される実証実験にこのPower Managerを提供するとしています。

(塚田勝弘)

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この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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