ダイムラーのコンパクトEV「EQ A」と新型「日産リーフ」は兄弟車になる?

一方、ダイムラーも新型リーフの発表前日、9月12日に開幕するフランクフルトモーターショー2017でワールドプレミアを予定している「コンセプトEQ A」のティザー動画をタイミングを合わせるように公開しました。

フロントマスクやテールエンドがかろうじて判別できるとともに、新型「リーフ」と同じくハッチバックタイプであることが見てとれます。

ちなみに、「EQ」はダイムラーが電動モデルに特化したブランドで、「コンセプトEQ A」は同社が昨年のパリモーターショーで公開した「ジェネレーション EQ」に続く第2弾となります

ダイムラーは企業戦略「CASE」に基づき、2019年から「EQ」シリーズの発売を予定しており、2025年までに SUVを含む10車種以上を投入、総販売台数の15~25%をEV化するとしています。

「CASE」とはダイムラーが掲げる4つの新たな企業戦略の総称で、「Connectivity(つながる技術)」「Autonomous(自動運転)」「Shared&Services(カーシェア)」「Electric(電動化)」を表しています。

おりしも今回ダイムラーが公開した「コンセプトEQ A」のティザー画像のテイストが、日産「リーフ」のそれとよく似ているのも、偶然では無いかもしれません。

現在のダイムラーと日産の関係から推測すると、「EQ A」はディーゼル脱却でEV化を急ぐダイムラーが、新型「リーフ」のプラットフォームや構成部品などを共用する「兄弟車」の可能性も十分有りそう。

フランクフルトモーターショー2017に登場するメルセデス・ベンツのコンパクトEVにも要注目です。

Avanti Yasunori・画像:DAIMLER、NISSAN)

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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