2011年 私の重大ニュース

激動の年と言われた2011年。筆者もそれなりに激動だった年ですが10個もニュースを書いていたら読む方も飽きちゃうでしょうから、重大ニュースとして5つの出来事を書いてみたいと思います。

東日本大震災
2011年は震災に多くの話題を取られていると思います。そんな私も震災で奔走した一人であったのではないかと思います。震災当日、現在は休刊ということになっているi-Pad向け電子雑誌Bagnole(バニョール)の取材でリーフの試乗をしていました。そして大黒PAで急速充電の撮影をしようということになり充電器の空き待ちをしている時、震度5強がやってきました。

この時、足元のアスファルトの継ぎ目が5cmくらい割れて広がり、地割れというものを初めて体験もしました。これはけっこうヤバイと判断した私たちはとりあえず日産本社にリーフを返しにいくのですが、鶴見近辺が停電で信号すら点かない状態。交通は完全麻痺。電気自動車に乗って電気のありがたみを知るということになったのです。電気はもともと専門分野でもあったので、その後clicccarにおいても次世代エネルギーについてお目汚しをさせていただいていますが、全ての始まりはこの3月11日にあると言えるでしょう。

 

初音ミク グッドスマイル BMW GT300チャンピオン
痛車のモータースポーツを追いかけている者として、これほどうれしいことはない!というくらいにうれしかった出来事。 2007年にソフトバンクから発行された「痛車ろーど」を著作して以来、こんな日が来るなんて思っても見ませんでした。そのチャンピオンの瞬間にツインリンクもてぎにいたこと、そしてその瞬間を写真に収めることが出来たこと、本当に夢の様なスーパーGTでした。

 

VWポロGTI 2001年式購入
すごく私的な話で申し訳ありません。いやぁ、本気で欲しかったんです。このサイズの1.6NA、5MTが、ということではなくVWのNAマニュアルが欲しかったんです。21世紀のVWのNAマニュアルって日本に正規で入ってきたのはこのクルマとルポGTIしか無いんです。ルポのGTIなんて希少すぎて高くて買えません。ポロのGTIも、まともなものだと60万円以上しますから。でも18万円で見つけちゃったんです。ボロボロでしたが。その後、クラッチ、ミッションオーバーホールなど様々な修理で30万円くらいかかっているのは内緒です。
そんなポロGTIでREV SPEED杯レーシングエコ耐久に参加できたのも大きな出来事。なにせ燃費だけだったらという条件付ですが、ホンダのハイブリッドに勝ったのですから。

 

フリーマガジン月刊痛車道が電子雑誌月刊AKIBA Specにリニューアル
これも、ごく私的で申し訳ない。筆者が主筆として参加しているフリーマガジン月刊痛車道、 震災の影響による紙不足で発行を断念せざるを得ませんでした。なんせ月間に1万部も出していただけに読者の方にもかなり残念な思いを抱かせてしまう、ということで電子雑誌としてリニューアル。あの頃は週刊アスキーですらPDF版で発行しなくてはならない時期でしたから、賢明な判断だったのだろうと解釈して現在まで続けております。ちなみに最新号は今年の総括を特集しています。価格は200円。
興味のある方はhttp://www.fujisan.co.jp/pub/4751/digitalをチェックしてください。

そして、最後の重大ニュースは?

clicccarライターになったことですね。
これだけ好き勝手に書かせていただける媒体は他にありません。筆者にとってはパラダイスのような媒体です。これからも興味の赴くままに書かせていただきたいと思います。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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