【新車】ルノーのミドルサイズSUV「カジャー」には2秒間だけ作動する緊急ブレーキが搭載

先進安全装備も充実しています。フロントにミリ波レーダーと2台のカメラを搭載。前後左右を12個の超音波センサーにより、様々な運転支援システム(ADAS)を実現しています。その内容は次の通り。

LWD(レーン・ディパーチャー・ウォーニング/車線逸脱警報)
70km/h以上で作動。フロントカメラで区画線を検知、車線はみ出しを警報音で促す。

BSW(ブラインド・スポット・ワーニング/後側方車両検知警報)
超音波センサーにより死角にある車両を検知すると、ドアミラーのインジケータで注意を促す。30~140km/hで作動。

オートハイ/ロービーム
カメラで先行車や対向車を検知することで、ハイビームとロービームを自動的に切り替える。

イージーパーキングアシスト
12個の超音波センサーにより駐車可能なスペースを検出、ステアリング操作を自動的に行ない縦列駐車や車庫入れのをサポート。ブレーキとアクセル操作はドライバーが担当するタイプ。

エマージェンシーブレーキサポート(アクティブブレーキ)
フロントバンパー内に設置されたミリ波レーダーにより先行車を検知、衝突の危険性があるときに音や表示で危険を警告してドライバーに回避を促す。ドライバーがブレーキをかけない場合は最大2秒間の緊急ブレーキを作動させる。対応速度は30~140km/h。

多くの自動ブレーキのように停止まで担うのではなく、あくまで2秒間だけブレーキをかけるというアクティブブレーキはユニークなシステムで、オーナーはその特性を把握しておく必要がありそうです。

■ルノー・カジャーBose 主要スペック
車両型式:ABA-HEH5F
全長:4455mm
全幅:1835mm
全高:1610mm
ホイールベース:2645mm
車両重量:1420kg
乗車定員:5名
エンジン型式:H5F
エンジン形式:直列4気筒DOHCガソリン直噴ターボ
総排気量:1197cc
最高出力:96kW(131PS)/5500rpm
最大トルク:205Nm(20.9kg-m)/2000rpm
変速装置:7足DCT
タイヤサイズ:224/45R19
メーカー希望小売価格(税込):3,440,000円

(山本晋也)

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この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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