── サイド面では、前後のブリスター風フェンダーを、1本の強いラインが突き刺すように走っていますが、なぜこうした組み合わせに?
「ラインがフェンダーに溶け込んでしまうと、単に鉄アレイのようにそこで完結してしまう。で、あたかも鉄材を前後のフレアに押し付けるようにすることで、より低く、かつ前後に抜ける伸びやかさを表現したかったのです」
── サイドには、もう1本斜めに走るラインが走っていますが、これはまた別の意図ですか?
「ボディの低い位置にラインを引き、あたかも梁のような強い立体を前後に走らせることで、より低重心を強調できます。さらに、ホイールを貫通することでタイヤが大きく見えるんです」