1.6リッター、2.0リッターの水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載するというラインナップは従来通り。1.6リッターエンジンについてはインジェクターの制御を変更しています(注:初出時、ピストンやコンロッドの形状まで見直したと記していましたが、欧州仕様の変更点で、国内仕様は変更していません。訂正いたしました)。1.6リッターエンジンに組み合わせられるCVTにもオートステップ変速を採用することで、加速と音のリニア感を演出したのもアプライドDの変更点です。
さらに「運転の愉しさ」をキーワードに、シャシー全般も変更を受けています。具体的には「上質な乗り心地」、「舵の正確性」、「静粛性のアップ」を狙っています。
とくに1.6リッター車については、前後ともにストロークを伸ばし、バネレートを下げています。これにより、従来より車高が10mm上がっているほどです。また、2.0リッター車も含めて、フロント・サスペンションアームのピロボールをゴムブッシュ化、リア・スタビライザーの小径化などによりしなやかな足回りとしています。
電動パワーステアリングについてはユニットを新しくしているほか、セルフアライニングトルク(ステアリングが自然に戻ろうとする力)を考慮した新制御を入れることで愉しさを演出しているということです。