新型インプレッサが、妙に早くフルモデルチェンジする裏事情

初代から2代目へは8年、2代目から3代目へは7年。なんの数字かといえば、インプレッサのモデルサイクルです。けっこう長いんですよね。しかし、ちょっとおかしなことが起きています。3代目インプレッサは、わずか4年という“短い”サイクルで4代目へとバトンタッチすることが確実になりました。

どうしてこんなに短いタイミングでフルモデルチェンジすることになったのか?

最大の理由は、CVTの搭載。

 

新型インプレッサははじめてCVTを積むのですが、先代のシャシーへCVTを組み込むのは大改造が必要。だけど、一刻も早くCVTを積みたい。そこで出した結論が「大改造するくらいだったらいっそのこと、新型にしちゃおう!」というもの。こうして、前例をくつがえす短いサイクルでインプレッサのフルモデルチェンジがおこなわれることになったというわけです。

開発はもう大詰めですが、震災の影響により発売時期は当初の見込みよりもやや遅れるみたいですね。また、日本より先にアメリカで発売するみたいです。

(工藤貴宏)

 

 

 

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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