また、グリルシャッターを新たに装備。これは、通常走行時はグリルシャッターを開けて空気を取り取り込んで冷却性能を最大限確保し、エンジンの冷却要求が低い場合は、シャッターを閉じて空気抵抗を低減するというもの。
回生量増加もグリルシャッターも目新しいものではありませんが、こうした積み重ねが燃費向上に寄与するのは確かでしょう。
エクストレイルの販売比率は、ガソリン車が約7割でハイブリッドが約3割とのこと。約35万円という価格差や、荷室の広さに少し制約があり、荷室ボードに防水機能も用意されないことを考慮すると妥当なところかもしれません。
しかし、今回の実燃費向上策に加えて、ハイブリッドならではの静粛性の高さ、純ガソリン車よりもモーターによる加速アシストがある分、高速巡航に向く、乗り心地に重厚感があるなどの特徴もあります。こうした点を評価するのであればハイブリッドを選ぶ価値は十分にありそうです。
(文/写真 塚田勝弘)
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