気になる発売時期は、年内といっても後半になりそうです。あくまで予想ですが12月、遅ければ年末になるかもしれません。また、価格帯はCX-5の価格帯からすると、300万円前半〜400万円前後と予想されます。
エンジンは、すでに公開されているスペック(主要諸元の一部)どおり、新世代クリーンディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D 2.2」。注目の2.5L直噴ガソリンターボの「SKYACTIV-G 2.5」は、CX-8には搭載されない模様です。
理由はCX-8のボディサイズ(全長4900×全幅1840mm × 全高1730mm)と重量(現時点では未公表)に同エンジンを積んでもマツダらしい「Zoom-Zoom」な走りが実現できず、少々荷が重いという判断のよう。
デザインはCX-9から少し変更されると思いますが、CX-9やCX-5といった最近のSUVテイストで、スタイリッシュに大人っぽくまとめられるのではないでしょうか。
CX-8のアピールポイントは「マツダらしい走りやデザイン・質感を備えながら、3列目まで大人がしっかり座れるパッケージングを実現した新型クロスオーバーSUVであり、多人数乗車とともに上質さをお求めになるお客様に向けた、マツダの新しい提案です」と小飼雅社長が語ったとおりなのでしょう。
それでも両側スライドドアや低めのフロアによる良好な乗降性、そして居住性というミニバンならではの利点をSUVに求めるのは酷なもの。「SUVを中心に据えて3列シート車も用意する」というのがマツダの戦略。
新型CX-8は、マツダというブランドらしさを体現しているはずで、新しい提案がどう受け止められるか今から気になるところです。
(塚田勝弘)