普段履き感覚のアクティブなプジョー2008で、女子力アップは足元から!<前編>

 

本格的なSUVが機能オンリーの登山靴だとしたら、2008はライトなアウトドアシューズのように「普段履き」できて、トレッキングにも使える万能選手。ベースはコンパクトハッチバックの208ですが、全高は100㎜アップ、全長も185㎜延ばしている(全幅は同じ)のでまったく別のクルマに見えます。試乗したGT Lineは17インチホイールが標準(Allureは16インチ)で、黒樹脂のフェンダートリムや前後バンパー、シルバー加飾のアンダーガードも「頼もしさ」の演出に一役買っています。

 

インテリアもフランス車らしくオシャレな仕立て。GT Lineの内装色は黒基調ですが、メーターリングやドアグリップに赤ラインを入れています。

そのうえ、シートやステアリング、サイドブレーキレバーに縫い込んだステッチも赤で統一するなど、アクセントの加え方がセンス抜群です。

ナビの操作性やメーターの視認性を追求したインパネや航空機をモチーフにしたサイドブレーキレバーはデザインにもこだわっていて、コストや生産性を重視する国産車との「設計思想の違い」が表れていますね。

 

 

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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