そして初代となるスカイラインGT-Rは、3代目のハコスカから始まりました。専用の2L直6のS20型は、レーシングカーR380のエンジン技術を移植したレースに勝つためのエンジン。
最初はセダンに搭載し、後にホイールベースの短い2ドアハードトップに切り替えました。リアにアドオンしたオーバーフェンダーが、荒々しい男らしさを象徴していました。
ハコスカGT-Rが、今も伝説として語り継がれているのは、レースの戦績を見れば一目瞭然。なんとレースで破竹の49連勝、通算で50勝を達成! 他メーカーも参戦する中、ハコスカGT-Rは圧倒的な強さを誇ったのです。
ちなみにハコスカGT-Rの連勝にストップをかけたのは、ロータリーエンジンを搭載したマツダサバンナRX-3。孤高のロータリーが絶対王者GT-Rを阻止しました。当時の日本は、モータリゼーション真っ只中の熱い時代だったのです。
(星崎 俊浩)
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