販売台数世界一奪還を目指すトヨタ、新車開発を小型車メーカーから学ぶ姿勢を鮮明に!

おりしも米国市場では、ガソリン安を背景にSUVやピックアップ系の人気が高まっており、セダン系(HV、PHV含む)の販売低迷が顕在化するなか、排ガス擬装問題から復活を遂げるVWが中国市場で快走。

世界販売台数で2位のポジションとなったトヨタとしては、新車販売の主力をアジア市場に向ける必要が出てきたことから、コンパクトカーの商品力向上が喫緊の課題になっています。

ダイハツ工業が担う役割りは今後一層重要になると予想され、今回のコンパクトカーへの回帰宣言ともとれる豊田社長のコメントの言外には、将来への思いが込められているようです。

そうしたなか、ダイハツ工業が5月9日に発売した新型ミラ イースでは、「DNGA」第一弾となる新プラットフォーム採用などで、80万円を切る車両価格で30km/Lの燃費を実現しています。

トヨタにとっては、制約の多い中で開発されている軽自動車から学ぶことも少なくないようで、2019年の登場が予想される次期カローラにも、数々の知恵が活かされことになるものと予想されます。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA、DAIHATSU)

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ダイハツ ミラー イース
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この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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