おりしも米国市場では、ガソリン安を背景にSUVやピックアップ系の人気が高まっており、セダン系(HV、PHV含む)の販売低迷が顕在化するなか、排ガス擬装問題から復活を遂げるVWが中国市場で快走。
世界販売台数で2位のポジションとなったトヨタとしては、新車販売の主力をアジア市場に向ける必要が出てきたことから、コンパクトカーの商品力向上が喫緊の課題になっています。
ダイハツ工業が担う役割りは今後一層重要になると予想され、今回のコンパクトカーへの回帰宣言ともとれる豊田社長のコメントの言外には、将来への思いが込められているようです。
そうしたなか、ダイハツ工業が5月9日に発売した新型ミラ イースでは、「DNGA」第一弾となる新プラットフォーム採用などで、80万円を切る車両価格で30km/Lの燃費を実現しています。
トヨタにとっては、制約の多い中で開発されている軽自動車から学ぶことも少なくないようで、2019年の登場が予想される次期カローラにも、数々の知恵が活かされことになるものと予想されます。
(Avanti Yasunori・画像:TOYOTA、DAIHATSU)
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【関連リンク】
ダイハツ ミラー イース
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