メーカーによって明暗が分かれた!? 小回りが利く軽自動車ランキング【2017年版】

■スズキ・アルトラパン/ダイハツ・ミライース

これから紹介する車種は最小回転半径が4.4mで並んでいますので、ボディタイプごとに紹介していきましょう。まずはセダンと呼ばれる5ドアハッチバックです。

セダンタイプで最小回転半径4.4mを記録したのがスズキ・アルトラパンとダイハツ・ミライースです。スズキ・アルトラパンはアルトをベースに女性をターゲットし絞ったモデルで、3代目となる現行型アルトラパンは2015年に登場しました。

アルトとは異なりアルトラパンは全グレードで14インチホイールを装着し、駆動方式を問わず最小回転半径は4.4mを実現しています。

そして2009年に登場したダイハツ・ミライースはその高い燃費性能から、誰もが気軽に乗れる第3のエコカーと呼ばれました。全グレードで14インチホイールを装着し、FF、4WDの駆動方式を問わず最小回転半径は4.4mを実現しています。この数値はOEM供給されるスバル・プレオ+も同様です。

■日産・デイズ/スズキ・ワゴンR/ダイハツ・ムーヴ

日産・デイズと三菱ekワゴンは日産と三菱が共同開発した軽自動車第一号として、2013年に登場しました。スタンダードモデルのデイズ/ekワゴン。そして大型のメッキグリルが特徴のデイズハイウェイスター/ekワゴンカスタムの2種類を用意しています。

デイズ/ekワゴンの14インチホイール装着車は最小回転半径が4.4mですが、15インチホイールを装着したハイウェイスターG/eKカスタムTは4.7mとなります。

ハイトワゴンのパイオニア、スズキ・ワゴンRの6代目となる現行型は2017年2月に登場しました。新開発のシャシーやマイルドハイブリッドを採用し、3つのモデルラインアップを用意しているのが特徴です。

14インチホイール装着車は最小回転半径4.4mですが最上級モデルのワゴンRスティングレーハイブリッドTは15インチホイールを装着するため、最小回転半径は4.6mとなります。OEM供給されるマツダ・フレアも同じ数値です。

ダイハツ・ムーヴは6代目となる現行型は2014年に登場。従来通りムーヴと押し出し感を強めたムーヴカスタムの2種類を用意します。14インチホイールを装着するグレードは搭載するエンジン、駆動方式問わず最小回転半径は4.4m。ムーヴカスタムRSは15インチホイールを装着するため4.7mとなります。OEM供給されるスバル・ステラも同様です。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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