メーカーによって明暗が分かれた!? 小回りが利く軽自動車ランキング【2017年版】

クルマはボディサイズの大きさとともに取り回しの良さの指標となるのが、最小回転半径です。最小回転というのは、ハンドルを目一杯切った状態で動かした時に一番外側のタイヤの中心が描く円の軌跡のこと。

たとえボディサイズが小さくてもこの最小回転半径が大きいと、狭い場所での駐車する時やUターンなどスムーズな操作が行えず、切り返しの回数が増えることになります。今回はボディサイズに制約のある軽自動車で、最小回転半径の小さなモデルをピックアップしました。メーカーによって明暗がハッキリと出ています。

■スズキ・アルト

最小回転半径4.2mでトップタイに輝いたのがスズキ・アルトです。8代目となるスズキ・アルトは2014年12月に登場。走りを磨いたモデル、アルトワークスを復活させるなど注目度の高い車種です。

最小回転半径4.2mを実現しているのは、13インチタイヤを装着している、F、L、Sグレードの3タイプで、15インチアルミホイールを装着したXグレードは最小回転半径が4.6mとなりますので、注意が必要です。OEM供給されているマツダ・キャロルも同じ数値となります。

■ダイハツ・ミラ

スズキ・アルトと同じ最小回転半径4.2mでトップタイとなったのがダイハツ・ミラ。7代目となる現行型ミラは2006年に登場したロングセラーモデルです。

現在ではグレードが整理され、5速MT車のXスペシャルだけが販売されています。駆動方式はFFと4WDが用意され、どちらも最小回転半径は4.2mとなっています。OEM供給されているスバル・プレオも同じ数値です。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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