【アメ車は日本で売れないのはなぜ?】スーパースポーツ系のコストパフォーマンスは抜群!

日本国内で正規に販売されているスーパースポーツ系モデルで、もっともコストパフォーマンスに優れていると思われるGT-Rよりもリーズナブルといえるシボレー・コルベット。そのほかのスーパースポーツとも比べてみましょう。

まず、生産国でいうとアメ車にも分類できるホンダNSX。ご存知の通り、V6ツインターボをミッドシップに搭載、前後にモーター駆動をプラスしたハイブリッドスーパースポーツです。

NSX 427kW(システム出力) 2370万円

フロントのモーター駆動によるスーパーハンドリングという世界唯一のストロングポイントを持つNSXですが、最高出力と価格だけで見ると、コルベットZ06と比べて割高感は否めません。

では、ドイツ勢のスーパースポーツはどうなっているでしょうか。メルセデス、BMW、ポルシェからそれぞれライバルと目されるモデルをピックアップしてみます。

まずは4.0リッターV8ツインターボのメルセデスAMG GTの数値を見てみましょう。

AMG GT 340kW 1650万円
AMG GT-S 375kW 1930万円

つづいて、3.0リッター直列6気筒エンジンを積むBMW M4クーペ。


M4クーペ 317kW 1103万円~
M4クーペGTS 368kW 1972万円

最後に、3.0リッター水平対向6気筒ターボに生まれ変わったポルシェ911から2輪駆動のグレードをピックアップ。


カレラ 272kW 1244万円~
カレラS 309kW 1519万円~
カレラGTS 331kW 1750万円

スーパースポーツモデルについては、数値だけで魅力をはかれないため、最高出力と価格だけで比較することは無意味ともいえますが、それでも日本での販売価格を見比べると、シボレー・コルベットがバリュープライスの点においてライバルをリードしている面があるといえるのではないでしょうか。

コルベットをもってアメ車全般の話にはならないにせよ、価格面でのアドバンテージを持っているといえる一例ではないでしょうか。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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