【アメ車は日本で売れないのはなぜ?】スーパースポーツ系のコストパフォーマンスは抜群!

いま、日本に正規輸入されているコルベットは、Z51、グランスポーツ、Z06の3種類。いずれも6.2リッターV8エンジンを搭載しています(Z06はスーパーチャージャー過給)。それぞれの最高出力とメーカー希望小売価格は次の通り。

Z51 343kW 994万円~
グランスポーツ 343kW 1210万円~
Z06 485kW 1468万円~

最低でも1000万円近い価格となっていますから、お手頃とは感じづらい面もありますが、ライバルと比較すると、その値段はリーズナブルにも見えてきます。

たとえば国産車として唯一といえるスーパースポーツ「日産GT-R」の最高出力とメーカー希望小売価格は次のようになっているのです。

ピュアエディション 419kW 996万840円
プレミアムエディション 419kW 1170万5040円
ブラックエディション 419kW 1186万9200円
トラックエディション 419kW 1369万9800円
NISMO 441kW 1870万200円

駆動方式(コルベットはFR、GT-Rは4WD)やエンジンの違いもあるので単純比較はナンセンスかもしれませんが、ベースグレードで比べるとコルベットのほうがGT-Rよりお安くなっています。また最上級グレードでもコルベットの最高出力と価格設定の関係はリーズナブルに感じます。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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