「魔改造」マシン!? スバルWRX STI GRC仕様のディテールに迫る!

舗装とダートを混ぜたコースを5~6台で競争するという新しいスタイルで、アメリカでの人気が高まっている新世代モータースポーツ「レッドブル・グローバルラリークロス(GRC)」。そのマシンが日本のミニサーキットを走りました

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場所は埼玉県・本庄サーキット、走ったマシンは2016年モデルのスバルWRX STI GRC仕様( クリス・アトキンソン車)、ドライバーは世界の新井敏弘選手です。

市販車を改造したマシンですが、ラジエターは重量配分を考えて、キャビン内に置かれ、リアから熱を抜くといった「魔改造」と呼びたくなるスペシャルマシン。コクピットを見ても、着座位置は後方となり、シフトレバーのリンク構造からもわかるようにトランスミッションもリアに置かれています。これらも重量配分やマスの集中化につながる改造といえます。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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