それにしてもカッコいいですね。なんのことかって? トヨタ・マークXのマイナーチェンジにあわせて作られWEBにアップされているプロモーションムービーですよ。
光で闇夜を切り裂くように巨大な風神・雷神を描くパフォーマンス。それをルーフが発光する新型マークXを使っておこなうというものです。
これを見て「CGでしょ? 簡単にできちゃうのに何をいまさら」と思った人もきっといるでしょうね。確かにその通り。CGならたやすくできると思います。でもそうじゃないのですよ。実はこのムービー、実際に撮影した光をつなぎ合わせて描いているのです。本当ですよ。
どうして断言できるのかって? 実はクリッカーは撮影現場に潜入取材して、実際に撮影しているところをしっかりと確認してきたのでした。
とある日の関東近郊にある駐車場。
たくさんの撮影スタッフにドライバーの脇阪寿一さん、石浦宏明さん、大嶋 和也さん、そして3台の新型マークXが集結。広い駐車場を舞台に3台の新型マークXが指示通り正確にラインを描いて撮影していきます。
天井にはLED照明器具を装着。出来上がったグラフィックは3色で描かれていますが、実は光の色ではなくボディカラーです。またライトの明るさを綿密にコントロールすることで線の太さを調整。恐ろしいほどに凝っています。スタッフの意気込みがひしひと伝わってきますね。
長時間露光撮影を繰り返しながら、複数の軌跡を描いていきます。最後に合成して、風神・雷神にするというわけ。完全に真上から見下ろす絵ではないのも、リアリティにこだわったからなのだとか。