【ルマン女子WEC富士2016】ル・マンでの雪辱をチームで勝ち取ったトヨタが最高にかっこいい!

いよいよ6時間耐久レースのスタートです!

ポルシェ1号車との激しい順位争いのすえ、3位を走行していたトヨタ6号車ですが、最後のピットストップで、大勝負に出ました! なんと、ドライバーも、そしてラップタイムとしては不利になるタイヤも変えず給油のみという選択を選んだのです!! ドライブするのは、小林可夢偉選手。小林選手のドライビングテクニックを信じ、そしてル・マンでの雪辱を晴らすべく、何としてでも勝ちに行く!というチームの強い気持ちがあったからこそできた選択だと思います。もう、かっこよすぎる!!

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ドライバーもタイヤも交換したアウディ8号車とポルシェ1号車はもちろんトヨタよりピットストップの時間が長くかかり、ついにトヨタ6号車が1位へ浮上しました。

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ファイナルラップ、2番手を走る新品タイヤを履いたアウディ8号車が1秒差まで縮めますが小林選手は見事に守り抜き、地元富士スピードウェイで今期初優勝! トヨタの真の強さが証明された、素晴らしいレースでした。本当におめでとうございます!!

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レース終了後、小林選手は「ホームレースで勝てて良かったです。ライバルとのギャップが広がらないし縮まらない、少しのミスも許されない、そんな状況の中で優勝できたのも、誰もミスなく走りきれたからこそ。楽しいレースでした。」と語っていました。

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ル・マンでの悔しい気持ちをバネに、ついに今期初優勝を手にしたトヨタ。しかも地元、富士スピードウェイで! 最後の最後まで、何が起こるか全く想像ができないのが耐久レースの最大の魅力です。今までのトヨタの努力が報われた瞬間、目頭が熱くなりました。

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ルマン女子として中嶋選手、小林選手をはじめトヨタのチームの方にWECにかける思いをたくさん伺ってきました。「表彰台に乗ること」ではなく「優勝」にこだわり続けたトヨタ。だからこそ今回のレースで大胆な勝負に出て、見事優勝を勝ち取れたのだと思います。WEC富士でこのような素晴らしいレース、観せてくれてありがとうございます。そして結果が残せて本当に良かったと思います!

でも、これがゴールではありません。まだまだ走り続けるトヨタを、これからも応援します!!

(写真・松永和浩、clicccar編集長小林和久/文・yuri)

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この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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