ホンダの最新テストコースで先進安全システムを体感。軽自動車への展開も約束!

他社同様、ホンダも近い将来、「トラフィックジャムアシスト」という名前で、渋滞時に限った操舵と加減速を機械がコントロールする自動運転を実現しようとしています。

そうしたフルタイムではない自動運転のフェイズにおいては、ドライバーの意思を読み取ることや、ドライバーの操作によって機械から人間へ運転権をスムースに移すことが重要とされています。

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たしかに、道路上の白線とドライバーが意図しないステアリング操作を認識する「路外逸脱抑制機能」の体験において、そうしたドライバーの操作を優先(オーバーライド)する制御の絶妙さは体感できることができました。

わざとステアリングをズラしておくと機械が車線を維持するようステアリングを動かすのですが、その際にちょっとでもドライバーが意思を入れた動きを見せると、すぐさまドライバーに操作を任せてくれるのです。

こうしたオーバーライドに関する味付けの部分は、安全とドライバーの意思をバランスさせる上で非常に難しい項目ですが、2002年に車線維持支援システムを市販車(アコード)に搭載したホンダの経験が、絶妙なバランスを実現しているようです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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