ホンダの最新テストコースで先進安全システムを体感。軽自動車への展開も約束!

2016年7月の時点では、ミリ波レーダーと単眼カメラを利用したホンダセンシングの搭載車種は限られています。具体的にはジェイド、ヴェゼル、ステップワゴン、オデッセイ、アコード、レジェンド、クラリティといったラインナップにしか搭載されていません。

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つまり、フィットや軽自動車は、衝突軽減ブレーキを採用していても、それは赤外線レーダーによる低速域に限定されたもので、ホンダセンシングという名前で展開している高性能な先進安全システムとは異なるものなのです。

しかし、この秋にも登場予定のフリードにはじまり、小型車・軽自動車へも、より高性能なホンダセンシングの採用は拡大するといいます。

先進安全システムが交通事故を減らすものであれば、量販モデルに採用することこそ事故低減効果が期待できるというもの。具体的なスケジュールについてはシークレットということですが、その効果を考えれば、メーカーとしての装備拡大と、ユーザーの積極的な選択を期待したいと感じたワークショップとなりました。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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