若いユーザーをターゲットに据えたというアウディQ2は、あえて定石どおりのプロポーションとすることで、アウディの「Q」シリーズのなかでも独自のキャラクターを与えられているそう。
また、オーナーの好みに応じて、多くのディテールをカスタマイズすることが可能で、装備ラインも2種類用意され、内・外装に鮮やかなカラーが設定されているのも特徴。
シートポジションは、ステアリングホイールに対して低めのスポーティな設定とされています。アウディお馴染みの装備になりつつあるフルデジタルの「アウディバーチャルコックピット」とヘッドアップディスプレイもオプションで用意。
インフォテイメントシステムには、オンラインコンポーネントの「Audi connect」が搭載された「MMIナビゲーションプラス」などを用意されています。
安全装備では、「アウディプレセンスフロント」により歩行者やほかの車両との衝突回避が図られるほか、オプション設定されたスタート・ストップシステムおよび「トラフィックジャムアシスト」機能付きの「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」も設定されています。
アウディQ2のパワートレーンは、計6タイプのTFSI(ガソリン)もしくはTDI(ディーゼル)エンジンを搭載。パワーレンジは85kWから140kW(116~190ps)で、すべてのエンジンに素早い変速が可能なDCT(デュアルクラッチトランスミッション)のSトロニックが組み合わされています。
さらに、110kW(150ps)以上のモデルでは、「quattro(フルタイム4WD)」システムを搭載し、プログレッシブステアリング(累進的なギヤ比を採用する機構で、低速域や駐車時には少ない操作で取り回しが可能で、コーナーではクイックな設定になる)を標準化。
可変ダンパーと「アウディドライブセレクト」のシステムをオプション設定としたことで、非常に機敏なハンドリング性能を実現しているとのこと。なお、アウディQ2の販売は、ヨーロッパでは2016年秋からの開始予定となっています。
(塚田勝弘)