次世代リチウムイオン電池開発が本格化!電動車のモーター走行距離倍増へ

経済産業省がまとめた「自動車産業戦略」によると、電動車(EV、PHV)の比率を2020年に全体の15~20%、2030年に20~30%に拡大するとしています。

BMWやVWなどの欧州自動車メーカーがPHVのラインナップ拡大で日本市場に攻勢をかけていることもあり、国内でも電動車の航続距離拡大に向けた次世代リチウムイオンバッテリーの開発が活発化しているようです。

TOYOTA_PRIUS(出展 トヨタ自動車)

一般的な電動車の一充電あたりの航続距離はEVの場合、JC08モードで200km台、PHVの場合は30km前後が主流の状況。

将来、電動車がガソリン車にとって代わるにはEV(常時モーター走行)、PHV(部分モーター走行)ともに航続距離の拡大が必要不可欠となっています。

各自動車メーカーは当面の目安として航続距離の倍増を目指しているようで、年内の登場が予想される新型プリウスのPHVモデルについても、モーター走行距離が現行モデル(26.4km)比で倍増するとみられています。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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