ジワジワくるプレミアム!ボルボ「S90 PHEV」骨太でありながら華がある

実際、スカンジナビアン・デザインは、極地の厳しい自然を含む国土で育まれただけあって、人命の尊重や、少数ながら民主主義的な合議によってコトを運ぶ姿勢が、DNAの中に織り込まれています。
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そしてボルボはかなり意識的に、スカンジナビアン・デザインのエッセンス、デザイン・ランゲージを磨いてきました。キーワードとして並べてみれば、妥協のない安全性、人間を中心に据えた柔らかな機能性、陰影を重視しつつ時には刺激的な創造性、そして内面の充足ゆえに滲み出るナチュラルな自信、といった辺りですね。
まず安全面に関して、S90が用いるSPAプラットフォームはそれ自体がPHEVのための構造で、9.2kWh容量のリチウムイオン・バッテリーはセンタートンネル内、ホイールベースの中央に位置します。
衝突時の安全性と動的性能を互いに損なうことなく最適化した、一石二鳥のレイアウトです。

またS90は世界初の機能として、昼夜を問わず郊外の路上などで鹿やトナカイなど大型動物を検知する自動ブレーキを採用しました。これは市街地で自転車や歩行者に対して機能するシティセーフティの延長といえます。