新型CX-9に搭載するマツダSKYACTIV初のガソリン直噴ターボが227馬力と控えめなワケは?

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2.5リッターターボながら227馬力と控えめに感じるスペックなのは、このエンジンが、いわゆるスポーツターボではなく、実用性能を重視した過給エンジンをコンセプトとしているためといいます。

つまり、ターボラグを感じさせないリニアな加速性能や実用燃費の向上が開発テーマのターボエンジンというわけです。

そのため公開されているスペックも北米でのレギュラーガソリン(AKI 87 日本のオクタン価表示で92相当)を前提としているもので、北米でのハイオクガソリン(AKI 93 日本のオクタン価表示で97相当)を前提にすると最高出力は250HP(186kW)までアップするということです。

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山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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