そしてそれを具体化したのが今回のショーに出展したコンセプトカー「日産 IDS コンセプト」という訳です。
60kwhのバッテリーを搭載したEVで「セーフティ・シールド」、「コネクティビティ」といった技術が織り込まれており、ドライバーの「認知」「判断」「操作」をサポート、現在発生している交通事故の約9割の原因である人的ミスを補います。
5つのレーダーセンサーとレーザースキャナー、12個のカメラを搭載しており、自ら周りの状況を判断して自律走行することが可能で、自動運転用の「パイロットドライブモード」と、ドライバー自身が運転する「マニュアルドライブモード」の2つの走行モードをシチュエーションに合せて選択できるようになっています。
日産では2020年までに高速道路と市街地を走行できる自動運転車を商品化するそうで、「日産インテリジェント ドライビング」の数々の技術について、順次新型車に投入して行く考えを明らかにしています。
同社のロードマップによれば2016年末までに渋滞を想定した車線変更を伴わない自動運転を可能にする「パイロットドライブ1.0」を世界に先駆けて日本市場に導入予定。
続いて2018年には高速道路において車線変更を自動で行いながら目的地まで向かう、複数レーンでの自動運転技術「パイロットドライブ2.0」を商品化。
さらに2020年には交差点を含む市街地での自動運転が可能な車両の商品化を予定しているそうです。
世界に先駆けて、まず日本に「日産インテリジェント ドライビング」を搭載した車両を投入後、中国、欧州、そして米国に販売を広げる計画とか。