【東京モーターショー15・ベスト3】日産は「自動運転」の市場投入で一歩先を行く!

そしてそれを具体化したのが今回のショーに出展したコンセプトカー「日産 IDS コンセプト」という訳です。

NISSAN_IDS_Concept

60kwhのバッテリーを搭載したEVで「セーフティ・シールド」、「コネクティビティ」といった技術が織り込まれており、ドライバーの「認知」「判断」「操作」をサポート、現在発生している交通事故の約9割の原因である人的ミスを補います。

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5つのレーダーセンサーとレーザースキャナー、12個のカメラを搭載しており、自ら周りの状況を判断して自律走行することが可能で、自動運転用の「パイロットドライブモード」と、ドライバー自身が運転する「マニュアルドライブモード」の2つの走行モードをシチュエーションに合せて選択できるようになっています。

NISSAN_IDS_Concept

日産では2020年までに高速道路と市街地を走行できる自動運転車を商品化するそうで、「日産インテリジェント ドライビング」の数々の技術について、順次新型車に投入して行く考えを明らかにしています。

NISSAN_IDS_Concept

同社のロードマップによれば2016年末までに渋滞を想定した車線変更を伴わない自動運転を可能にする「パイロットドライブ1.0」を世界に先駆けて日本市場に導入予定。

続いて2018年には高速道路において車線変更を自動で行いながら目的地まで向かう、複数レーンでの自動運転技術「パイロットドライブ2.0」を商品化。

さらに2020年には交差点を含む市街地での自動運転が可能な車両の商品化を予定しているそうです。

世界に先駆けて、まず日本に「日産インテリジェント ドライビング」を搭載した車両を投入後、中国、欧州、そして米国に販売を広げる計画とか。

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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