雪国でなくてもAWD車を選ぶメリットとは?

間も無く冬本番。そんな冬シーズンのイメージはAWD車でしょう。AWD車は前後輪すべてを駆動させるため、雪道や凍結路のような滑りやすい路面でもしっかりとタイヤをグリップさせるので、スリップしにくいという特徴があります。

一見すると、AWD車は降雪地域向けと思いがちですが、そんなことはありません。

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実は私も東京在住ながらAWD車を2台乗り継いでいます。しかも、スタッドレスタイヤを装着したことがないどころか降雪地に行ったこともないため、「AWDの性能を実感できないから宝の持ち腐れだね」とよくからかわれます。

でも、本当にそうでしょうか。私は仕事柄クルマで出掛けることが多く、1日に500kmを超えるロングドライブもします。その移動中に突然の雨により路面がウェットコンディションになったり、また、路面が荒れている山道を走ることもあります。そんな様々に変化する路面状況にもAWD車はしっかりと対応してくれるので安心感がありますし、操縦安定性も高いので疲労が少なく感じます。決して雪道やオフロードを走らなくてもAWDのメリットは十分感じられるので、AWD車を選んでいます。

最近ではスポーツカーや高級セダンでも積極的にAWDの駆動方式が採用されています。それはカテゴリーの使い方に合ったAWDシステムが開発され、車両重量が重くなるため燃費に不利といったネガティブな部分がずいぶんと改善されているからです。

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そこで進化したAWDシステムについて、クリーンディーゼルエンジンを搭載したマツダCX-5とCX-3を例に説明しましょう。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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